清家一郎の視点から見る『笑うマトリョーシカ』原作結末とドラマ版の違いはどうなる?

ドラマ【笑うマトリョーシカ】ネタバレ第1話〜最終回の結末まで解説最新版!次回の考察も。清家一郎(櫻井翔)の視点からのあらすじ

もくじ

清家一郎の視点から見る『笑うマトリョーシカ』原作結末

自己紹介

私は清家一郎。若くして官房長官となり、国を動かす立場にあります。表向きは純粋で気弱な人物に見えるかもしれませんが、それは表向きの姿に過ぎません。私の真の姿を知る者はほとんどいません。

『笑うマトリョーシカ』の意味

「笑うマトリョーシカ」とは、私のことです。マトリョーシカはロシアの人形で、一つの大きな人形の中にいくつもの小さな人形が入っています。私もまた、何層もの仮面をかぶっています。私の行動や言動は、全て計算し尽くしたもので、外から見える姿はほんの一部に過ぎません。

鈴木俊哉との関係

鈴木俊哉は、私の最も信頼するブレーン(参謀)です。彼は高校時代から私を支えてきました。彼は私の発言や行動を指示し、私を陰で操っていると信じていました。しかし、実際には彼もまた私の計画の一部に過ぎなかったのです。

鈴木は優秀でしたが、彼の知能を利用していたのは私です。彼が私を支配していると感じることで満足させ、その影響力を巧みに操っていました。彼は私の母親とも関係がありましたが、最終的には私の策略に巻き込まれるだけでした。

道上香苗の父の死

道上香苗の父、兼高は私と鈴木の関係を調査していました。彼が探っていたのは、私の自伝に鈴木のことが全く触れられていない理由と、私と鈴木の奇妙な関係についてです。彼はその真相に近づきすぎたため、事故に見せかけて殺されました。

最後に笑うのは誰か

物語のクライマックスでは、黒幕が誰なのかが明かされます。最後に笑うマトリョーシカ、それは私自身です。周囲の人間は皆、私を操っていると信じ込んでいましたが、実際には私が彼らを利用していました。

高校時代から、鈴木は私の底知れぬ性格に気づいていましたが、それでも彼もまた私の手の中にありました。私は彼らに自分を操っているという錯覚を与え、その力を利用してきたのです。

原作とドラマの違い

ドラマでは、記者の道上香苗が主人公となっています。彼女の視点から、私と鈴木の関係が描かれ、視聴者は彼女と一緒に謎を解き明かしていきます。原作では私が主人公ですが、ドラマでは香苗の目を通して物語が進むため、臨場感があります。

まとめ

『笑うマトリョーシカ』は、私のような人物がどのようにして権力を手に入れ、操る側になるかを描いた物語です。人々が私を操っていると信じることで安心する中、実際には私がすべてを操っていたのです。ドラマと原作の違いもありますが、どちらも私の真の姿を知るための素晴らしい作品です。

「笑うマトリョーシカ」第1話:鈴木俊哉の視点から

序章:新たな内閣と影の支え

2022年4月、新たに発足した第三次羽生内閣。注目を集めたのは、43歳の若さで厚生労働大臣に就任した清家一郎(櫻井翔)でした。彼のリベラルな言動は国民の支持を集め、未来の総理候補と目されています。彼を支える影の存在、それが私、鈴木俊哉(玉山鉄二)です。高校時代から彼を支え続けてきた私の役割は、清家の政務秘書官として彼の政治活動を完璧にサポートすることにあります。

記者の調査と父の死

同じ頃、東都新聞文芸部の記者・道上香苗(水川あさみ)が清家の自叙伝「悲願」に興味を持ち、彼の母校を訪れていました。そこでは、清家が生徒会長になるのを支えた私の存在が語られましたが、なぜ私が自叙伝に登場しないのかに疑念を抱きました。道上はその理由を探るため、私について調査を始めます。

同時に、道上の父親である社会部の敏腕記者・兼髙(渡辺いっけい)もまた、清家と私に関する何かを調べていました。しかし、彼は突然の交通事故で命を落とします。事故現場近くで私は彼の車から重要な証拠物を回収しました。彼の死が単なる事故ではないことは明らかです。

父の遺品とBG株事件

道上は父の遺品からBG株事件に関する資料を発見します。これは28年前に発覚した不動産の利権が絡んだ贈収賄事件であり、私の父が巻き込まれた事件でもあります。道上は、この事件が清家と私にどのように関わっているのかを探り始めます。

直接対決と疑念

道上は私に直接会い、父親の死について質問しますが、私は何も語りません。しかし、彼女は諦めず、清家にインタビューを申し込みます。清家は自叙伝に私の名前を出さなかった理由を「近すぎるから」と説明しましたが、道上は納得しません。彼女はさらに、私がBG株事件の関係者であることを暴露し、私の過去と現在の関係を探ります。

清家の密着取材と論文の謎

道上の鋭い質問に対して、清家は私が彼を全面的に支える理由を語ります。「彼を総理にするために、私は自分の持てる力をすべて捧げる」と。しかし、道上は私の背後にある陰謀を疑い続けます。

その後、道上は清家の密着取材を許可され、さらに彼の裏にある真実を追求します。そんな中、清家が大学時代に書いたとされる論文が道上の手に渡ります。その内容はヒトラーを称賛するものであり、清家と私の関係に新たな疑念を生み出します。道上はこの論文の送り主とその意図を探ります。

清家の影と鈴木の野望

清家の定例会見で彼が道上の提案した里親制度の改革を提言したことに、道上は清家が他人の意見を吸収して理想の人物を演じる特別な才能を持っているのではないかと考えます。もしそうであれば、清家を裏で操る存在、すなわち私がその才能を利用しているのではないかという疑念が生まれます。

結末:新たな展開の予感

第1話の終わりに、道上は清家が彼女に送ったSOSのサインではないかと考え、彼の元へ急ぎます。しかし、同時に彼女の自宅が荒らされ、父の残した資料が何者かによって燃やされてしまいます。道上は清家の元へ急ぎ、彼の本当の意図と私の野望を明らかにしようとする決意を固めます。

「笑うマトリョーシカ」第1話は、清家と私の複雑な関係性と道上の鋭い記者魂が絡み合い、スリリングな展開を見せます。清家を操る私の野望と、それに立ち向かう道上の姿が、物語の核心に迫る鍵となります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

もくじ