ドラマ【笑うマトリョーシカ】ネタバレあらすじ1話〜最終回の結末まで考察最新版!清家一郎(櫻井翔)視点のあらすじ

もくじ

【笑うマトリョーシカ】ネタバレあらすじ1話考察最新版2024年6月28日放送

【笑うマトリョーシカ】ネタバレ第1話最新版!あらすじと考察!最終回まで清家一郎の視点からのネタバレあらすじ

2022年4月、春の柔らかな日差しが差し込む首相官邸。私、清家一郎は、厚生労働大臣就任の辞令を受け取った瞬間、胸の高鳴りを抑えきれなかった。39歳。史上最年少での入閣だ。これまでの努力が実を結んだ瞬間だった。

記者会見場に立つと、フラッシュの嵐。「清家大臣!」「清家さん!」と飛び交う声。私は落ち着いた表情を保ちつつ、心の中で小さくガッツポーズを作った。ここまで来るのに、どれほどの苦労があったことか。

私の政治家としての道のりは、決して平坦ではなかった。しかし、リベラルな発言と若々しい情熱で、徐々に国民の支持を集めてきた。特に若者層からの人気は絶大だ。SNSのフォロワー数は与党議員の中でダントツ。未来の総理候補と目されるようになったのも、そんな国民との距離の近さゆえだろう。

会見を終え、秘書官室に戻ると、そこには常に私の影として寄り添う男がいた。鈴木俊哉。高校時代からの親友であり、今や最も信頼する秘書だ。

「おめでとうございます、清家さん」
鈴木の声には、心からの祝福と、どこか複雑な響きが混ざっていた。

「ありがとう、鈴木。ここまで来られたのは、君のおかげだよ」
私は心からそう思っていた。しかし、その言葉を口にした瞬間、どこか後ろめたさを感じずにはいられなかった。

最近出版した自叙伝。そこには鈴木のことを一切書かなかった。高校時代、彼が私を生徒会長に押し上げてくれたこと。政治家を目指す私を影で支え続けてくれたこと。そのどれもが、私のキャリアにとって決定的な出来事だったのに。

なぜ書かなかったのか。それは、私たちの関係が世間の目にさらされることを恐れたからだ。単なる秘書と政治家の関係ではない。もっと深く、もっと複雑な何かがある。それを言葉にすることは、私たちの築き上げてきたものを危険にさらすことになりかねない。

「清家さん、東都新聞の記者が動き始めたようです」
鈴木の声が、私の思考を現実に引き戻した。

「どんな動き?」
「あなたの母校を訪れたそうです。担任の先生に取材をしていったとか」

一瞬、背筋が凍る思いがした。母校といえば、私と鈴木の関係の始まりの場所。そこで何かを嗅ぎつけられたら…

「道上香苗という記者です。文芸部の新人らしいですが、鋭いらしい」
鈴木の声には、わずかな緊張が滲んでいた。

私は深く息を吐き出した。これから待ち受ける未知の戦いに、静かな覚悟を決める。大臣として国民のために働くこと。そして同時に、鈴木との関係、過去に隠した何かを守ること。この二つの使命を両立させなければならない。

窓の外を見やると、夕暮れの空が赤く染まっていた。これから私の前に立ちはだかる障害の数々。野望と秘密。栄光と闇。相反するものを抱えながら、私はこれからどう進んでいけばいいのか。

鈴木と目が合う。彼の瞳に、私は決意と不安、そして言葉にできない何かを見た。

「さあ、行こう」
私は立ち上がった。新たな闘いの幕開けだ。これからどんな展開が待っているのか。誰にも分からない。ただ、一つだけ確かなことがある。

私たちの「笑うマトリョーシカ」は、まだまだ奥深くまで開かれていないということだ。

笑うマトリョーシカあらすじ第1話

2022年、4月。 新たに発足された内閣には、厚生労働大臣として初入閣を果たした若手議員・清家一郎(櫻井翔)の姿があった。リベラルな言動が国民の支持を集め、未来の総理候補と目される清家は、若返りを図る新内閣の目玉として華々しく注目を集めていた。

同じ頃、東都新聞文芸部の記者・道上香苗(水川あさみ)は、このほど清家が刊行した自叙伝の紹介記事の取材で愛媛県・松山にある彼の母校を訪れていた。しかし担任の口から語られたのは、現在の頼もしいイメージとはかけ離れた彼の姿と、自叙伝には登場しない鈴木俊哉(玉山鉄二)というブレーンの存在。高校時代、鈴木は清家を指導して生徒会長に押し上げ、政治家となった今もなお秘書として清家を側で支えているのだという。

「それほど重要な人物を、清家はなぜ自叙伝に登場させなかったのか」

違和感を覚えた道上は、その理由を探るべく、当時の関係者を取材しようと意気込む。

そんな中、道上に一本の電話が入る。相手はかつて社会部の敏腕記者でしばらく会っていなかった父・兼髙(渡辺いっけい)。「調べていることがある」と言い、道上に相談を持ちかけたその瞬間! 兼髙は突然の交通事故で絶命してしまい・・・。

道上が追い始めた人気政治家とその秘書の“奇妙な関係”。その矢先に訪れた兼髙の突然の死――そして、これから待ち受ける衝撃の展開と真実とは?

野望と失脚、陰謀と裏切り・・・人間の欲望と謎が絡み合う、スリリングな物語が幕を開ける!

TBS公式サイトより

『笑うマトリョーシカ』のキャストとスタッフは以下の通りです

キャスト:

  • 水川あさみ:道上香苗(文芸部の記者)
  • 玉山鉄二:鈴木俊哉(政務秘書官)
  • 櫻井翔:清家一郎(厚生労働大臣)
  • 丸山智己:山中尊志(社会部の記者)
  • 曽田陵介:青山直樹(文芸部の記者)
  • 和田正人:旗手健太郎(道上の元夫)
  • 渡辺いっけい:道上兼髙(道上の父)
  • 筒井真理子:道上香織(道上の母)
  • 渡辺大:佐々木光一(清家の同級生)
  • 大鷹明良:羽生雅文(内閣総理大臣)
  • 矢島健一:諸橋育夫(外務大臣)
  • 加藤雅也:和田島芳孝(清家の実父、元官房長官)
  • 高岡早紀:謎の女(正体不明)

高校時代の役:

  • 青木柚:清家一郎(高校時代)
  • 西山潤:鈴木俊哉(高校時代)
  • 濱尾ノリタカ:佐々木光一(高校時代)

スタッフ:

  • 原作:早見和真『笑うマトリョーシカ』
  • 脚本:いずみ吉紘、神田優
  • 音楽:大間々昂
  • 主題歌:由薫「Sunshade」
  • 政治監修:須山義正、武田一顕
  • 法律監修:岡本直也
  • 児童福祉監修:永野咲
  • 警察監修:石坂隆昌
  • 医療監修:中澤暁雄
  • プロデューサー:橋本芙美(共同テレビ)
  • 演出:岩田和行、城宝秀則、小林義則(共同テレビ)

このドラマは、TBS系で2024年6月28日(金)よる10時から放送開始予定です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

もくじ