1分でわかる【光る君へネタバレ34話】あらすじ。まひろの語りで解説します。

【光る君へ】ネタバレあらすじ第33話

もくじ

1分で読める光る君へネタバレ34話のあらすじ

私は日々、「光る君の物語」を書き続けています。中宮様や女房たち、公卿の方々も熱心に読んでくださるようで、光栄です。

先日は一条天皇陛下までお越しになり、物語について尋ねられました。

「なぜそなたは、あの物語を書こうと思ったのだ」と陛下は仰いました。

最初は道長様の命で始めた物語でしたが、書き進めるうち、陛下の悲しみを肌で感じるようになりました。

皇后様を亡くされた陛下のお悲しみから、どうか立ち直っていただきたい—そんな思いで筆を進めています。

陛下は「また会いに来てよいか」とおっしゃいましたが、私としては中宮様にお会いになってほしいのです。

ですが、陛下と中宮様の仲はまだ遠いようです。最近、都では不吉な出来事が続いています。

道長様は吉野の金峯山へ祈願に向かわれました。世の中が安らかになり、そして中宮様のご懐妊を願っておられるのでしょう。

私は物語を書きながら、陛下と中宮様のご関係が良くなることを密かに祈っています。

3分で読める光る君へネタバレあらすじ34話

第三十四回

私の名前はまひろ。南都の興福寺が、大和守源頼親の乱暴を理由に朝廷に詮議を求めたと聞いたのは、ある穏やかな日のことだった。

興福寺と頼親の間には以前から所領を巡る争いが続いており、そのために一人の僧が命を落としたという。興福寺はこれに対する報復として、頼親の家来である右馬允当麻為頼の屋敷と田畑を焼き払った。そのため、頼親の側も朝廷にこの件を訴えていたのだ。

一条天皇はこの問題に対応するため、藤原道長の勧めにより検非違使を差し向け、僧兵たちを追討させた。僧兵たちは南都に戻ったが、道長は興福寺との問題が今後も尾を引くであろうと予感していた。

私が中宮・藤原彰子や女房、公卿たちに「光る君の物語」を読んでもらっている間、一条天皇までもが藤壷に私を訪ねてきた。彼は物語について問いかけてきた。

「なぜそなたは、あの物語を書こうと思ったのだ?」

もともとは一条天皇に献上する物語を書くよう道長に命じられたからだった。しかし、道長から一条天皇にまつわる話を聞くうちに、私はその着想を得て物語を書き続けるようになった。その過程で、私の思いは変化していった。

「私は帝のお悲しみを肌で感じるようになりました。次第に、皇后様をお亡くしになったお悲しみから、どうか立ち直っていただきたいと願いながら書くようになりました」

「そなたの物語は、朕にまっすぐに語りかけてくる。また会いに来てよいか?」

一条天皇の問いかけに、私は内心で彼が自分ではなく彰子に会いに来ることを願っていた。一条天皇と彰子の関係は依然として近づいていなかったからだ。

寛弘四年(1007年)、都では不吉な出来事が相次いでいた。藤原斉信と藤原道綱の屋敷が火事になり、敦康親王が病にかかるなど、次々と不吉な出来事が起こった。藤原道長はこれらの不安を払うため、そして中宮・彰子の懐妊を祈願するために、吉野の金峯山に赴くことを決めた。八月には嫡男・藤原頼通、中宮権大夫・源俊賢を伴って京を出立した。

道長が祈りを捧げる間、私は彰子様と一緒に京で待つこととなった。彼女は私の物語を楽しみにしてくれており、そのおかげで私は自分の物語に対する自信を深めることができた。彰子様の優雅な姿に、私は一条天皇がもっと彼女に心を寄せるよう願ってやまなかった。

道長の祈願が功を奏するかどうかはまだ分からなかったが、私たちは心を一つにしてその成功を祈り続けた。私は物語を書き続けることで、少しでも彼らの心の平安をもたらす手助けができればと思っていた。

それから数日後、道長たちは吉野から戻り、世の安寧と彰子様の懐妊を願う祈願が無事に終わったことを知らせてくれた。私たちはその知らせを聞いて心から安堵し、未来に希望を抱くことができた。

このようにして、私の物語は単なる物語以上の意味を持つようになった。

それは、一条天皇や彰子様をはじめとする人々の心に寄り添い、彼らの悲しみや不安を和らげる力を持つものとなったのだ。

私はこれからも、この物語を書き続けることで、少しでも多くの人々に安らぎと希望を届けたいと心から願っている。

光る君へネタバレあらすじ35話

光る君へネタバレ34話感想と考察

放送後にお届けします

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