1分で読める光る君へネタバレあらすじ第30話
「光る君へ」ネタバレあらすじ第29話2024年7月28日放送
寛弘元年の夏、都を干ばつが襲いました。我が家でも井戸が涸れ、命の危機を感じる日々でした。幸い、晴明様の雨乞いで恵みの雨が降り、人々は救われました。
この頃、私は藤原公任様の屋敷で和歌の指導をしていました。ある日、あかねという女性が『枕草子』の写本を見せてくれましたが、私の『カササギ語り』のほうが面白いと言ってくれました。
一条天皇は『枕草子』を読み返し、定子様を想い続けておられるようです。一方、中宮彰子様と天皇の仲は深まらず、源倫子様が嘆いていると聞きました。
ある日、娘の賢子が私の『カササギ語り』の原稿に火をつけてしまいました。懸命に書いた物語を失い、私は打ちのめされました。
翌日、父が賢子を連れて出かけ、私一人になりました。気分転換に庭に出ると、変装した道長様が現れたのです。これからどうなるのか、私の心は乱れていました。
3分で読める光る君へネタバレあらすじ第30話
寛弘元年の夏、都を襲った干ばつは凄まじいものでした。往来では水を求めて人々が争い、力尽きて倒れる者も出るほどでした。
我が家でも井戸が涸れ、私たち家族は命の危機を感じる日々を過ごしていました。
そんな中、道長様が晴明様に雨乞いを懇願されたと聞きました。
晴明様は命がけで祈りを捧げ、ついに恵みの雨が降り出したのです。
都の人々は歓喜に沸き、私たちも安堵の涙を流しました。
この頃、私は藤原公任様の屋敷である四条宮で月に一度開かれる和歌の会で指導を行っていました。
ある日、あかねという女性が『枕草子』の写本を持参し、宮中で評判だと話してくれました。
しかし彼女は、私の『カササギ語り』の方がはるかに面白いと褒めてくれたのです。
この言葉に、私は密かな喜びを感じました。一方、一条天皇は藤原伊周様から受け取った『枕草子』を幾度も読み返し、亡き定子様を偲んでおられるようでした。
天皇は伊周様と隆家様を清涼殿に招き、定子様との再会を願う心情を吐露されたとも聞きました。
中宮彰子様は十七歳になられましたが、一条天皇との仲はなかなか深まらないようです。
彰子様の母、源倫子様は嘆き悲しんでおられ、ついに天皇との対面を果たし、彰子様への心遣いを直接お願いされたとか。
倫子様の勇気ある行動に、私は感銘を受けました。そんな中、私の娘である賢子が起こした事件は、私の心を深く傷つけました。
賢子は私が書きためていた『カササギ語り』の原稿に火をつけてしまったのです。幸い全てを焼失することは免れましたが、懸命に紡いできた物語の一部が失われた悲しみは大きく、私は打ちのめされてしまいました。
翌日、父が賢子を連れて賀茂神社へ参拝に出かけ、私は一人家に残りました。心の整理がつかず、筆を執ることもできませんでした。
気分転換に庭に出たその時、思いもよらぬ来訪者が現れたのです。狩衣姿で身分を隠した道長様でした。
この突然の訪問に、私の心は激しく動揺しました。道長様が何のためにわざわざ変装してまで我が家を訪れたのか、その理由が気になって仕方ありません。
また、これまで距離を置いてきた道長様と直接言葉を交わすことへの不安と、同時に期待も感じています。これからの展開に、私の人生がどう変わっていくのか。
『カササギ語り』の行方も含め、多くの思いが胸中を駆け巡ります。道長様との対話に臨むにあたり、私は深呼吸をして心を落ち着かせ、どんな話題が出ても冷静に対応できるよう自分を奮い立たせました。
この 出来事が、私の人生にどのような影響を与えるのか。不安と期待が入り混じる複雑な心境で、私は道長様を家の中へとお迎えしようとしています。