キングダム遥かなる大地へのネタバレあらすじ
戦場への旅立ち
俺の名は信。幼いころから剣士を目指して、親友の漂と一緒に修行を重ねてきた。漂は秦王の影武者として命を落とし、俺は彼の無念を晴らすために、秦王嬴政と共に戦うことを誓った。そんなある日、隣国の魏が国境を越えて侵攻してきたという知らせが届いたんだ。嬴政はすぐに軍を起こし、俺も歩兵として初めての戦場に向かうことになった。
戦場へ向かう途中、俺は同郷の尾平と尾到、頼りなさそうな伍長の澤圭、そして謎めいた女性戦士の羌瘣と出会った。俺たちは五人一組の「伍」を結成し、共に戦うことになった。緊張と不安が入り混じる中、俺たちは魏軍との激戦が待つ蛇甘平原へと進軍した。
初めての戦い
蛇甘平原に到着すると、魏軍の総大将・呉慶が丘の上に布陣しており、俺たち秦軍を待ち構えていた。秦軍の総大将・麃公は、俺たち歩兵に無謀とも言える突撃命令を下した。初めての戦場での戦いは恐怖そのものだった。魏軍の戦車隊が現れると、俺たち歩兵は次々と倒され、まさに地獄絵図だった。
しかし、俺たちは諦めなかった。羌瘣の指示で何とか戦車隊を退けたものの、魏軍の残党に追われ、再び窮地に立たされた。そんな中、羌瘣は驚異的な力を発揮し、次々と魏兵を倒していった。彼女は幻の刺客一族・蚩尤の一員だったのだ。
副将・宮元との戦い
秦軍の本体から完全に孤立してしまった俺たち歩兵残党は、魏軍の副将・宮元が陣取る丘に攻め込むことを決意した。俺たちの奮闘を知った麃公が騎馬隊の突撃命令を出し、千人将の縛虎申が合流してくれた。俺たちは決死の思いで山頂に突撃し、副将・宮元を討ち取った。
この突撃で縛虎申は命を落とし、俺たちも敵に囲まれて絶体絶命の状況に陥った。しかし、戦に参加していないはずの王騎将軍が突然現れ、俺たちを救ってくれたのだ。彼の登場によって戦況は一変し、俺たちは何とか生き延びることができた。
戦いの終わりと新たな決意
副将・宮元を討ち取ったことで戦局は大きく変わり、丘の上に布陣した秦軍が有利となった。これを見た麃公は、再び出陣し、丘から降りてきた呉慶へ一気に攻め込んだ。俺も将軍を援護し、麃公は呉慶との一騎打ちに挑んだ。そして、麃公は見事に呉慶を討ち取り、秦軍は勝利を収めた。
戦いの後、俺はその武功を認められ、百人将へと昇進した。一方、宮殿では不穏な動きがあり、右丞相の呂不韋が王宮に押しかけ、「王に刺客を放った」と自ら明かしたのだ。嬴政は笑って流すしかなかったが、彼と呂不韋の対立は深まるばかりだった。
俺は戦から帰還し、新たな修行のために王騎将軍の城へと向かう決意を固めた。これからも俺は強くなり、大将軍への道を歩み続ける。俺の戦いはまだまだ終わらないのだ。
